湘南の街並みでよく目にするのはレッドシダー(米杉)の家。時とともに木の趣を楽しめるが、室内でも美しい木目を巧みに利用するバウムスタンフはその代表的ハウスビルダー。木の味わいと趣を巧みに利用することは、住む人の本能に語りかける、家づくりの流儀なのです。

リビング&ダイニングに正対すると、レッドシダーの美しい木目を採用した大きな勾配天井が目に入リます

「家を建てるなら、木の家がいい」。当初からご夫婦の間でそんな想いを描いていたというA様。海のある湘南ではやはり「木の家」は定番であり、何より気候風土にマッチする。湿気の多い海沿いの地域では、木や石、土などの自然の材料がもっともなじみ、人肌の感覚に優しいことはもはや疑いの余地もありません。

 国産の木であれ、輸入木材であっても、価格や性格に違いはあってもその本質は変わらない。香りが充満して住む人に精神的な安定と安らぎを提供してくれる素晴らしい材料といえます。

外観はレッドシダーに濃灰色のモルタルを合わせた落ち着いた装い。ウッドデッキもよく似合う

 外観はおしゃれなレッドシダーの縦張り。道路面に配した格子が適度な目隠しとなってくれる。縁側のようなウッドデッキがお庭と建物との緩衝役を果たしてくれています。

 室内ではリビングの大きな吹き抜けが圧倒的な開放感を作り出してくれています。天井と床に無垢材を使用し、白い壁との美しいコントラストを描く。レッドシダーの魔術師バウムスタンフの真骨頂が見て取れます。

 施主のA様の個性は要所で採用しているブルー系の配色。木と白い壁にもとてもよく似合うことに気づかされます。

「家の中に天然木をおしゃれに採用していて、満足、満足」

にこやかにお話しされるご夫妻。海辺の工務店「バウムスタンフ」ならではの家づくりに改めて高い評価をされていました。

2階の廊下から吹き抜けのリビングを見下ろすとご家族が笑顔でくつろぐ様子が伺えます。天然素材と広々とした空間は、子育て中のご家族に最適です
大きな吹き抜けが気持ちいい。階段下はうまく奥様の作業スペースとして利用しています
コンパクトに仕上げたダイニングスペース。ここに腰をかければ家族みんなの様子を確認できます

DATA

神奈川県茅ヶ崎市A邸

敷地面積/220.07㎡(66.57坪)

延床面積/103.91㎡(31.43坪)

    1階/59.61㎡(18.03坪)      

    2階/44.30㎡ (13.40坪)

  構造/木造2階建て 4LDK

設計・施工/株式会社バウムスタンフ

家族構成/3人(子ども1人)

ビビッドなブルーを採用した空間はご主人の小さな隠れ家だそう。でもきっと、ご家族が集まるリビングに滞在することが多くなることでしょうね

神奈川県茅ヶ崎市A邸

写真・構成・文◎ワイズクリエイティブオフィス

取材協力◎海辺の工務店 バウムスタンフ

http://www.baumstumpf.com/

施主のA様がDIYで立てたという格子が緩やかにプライベート空間を包み込む。建物本体のレッドシダーが経年変化し色を変えていくにつれ、この格子も歩調を合わせるように変わっていくことだろう。木の家はそこが楽しい